矯正を始めるにあたっては、カウンセリングを十分に行った上で治療を開始しますが、以下のようなリスクや副作用がある点につきましても、事前にご確認、ご理解頂ければと思います。
治療に関する注意点や期間について
矯正の期間は、一人ひとりの症例や、治療の進行具合によって異なります。矯正が完了した後も、保定期間という後戻りを防ぐための調整期間が必要です。
マウスピース型矯正装置での治療は、適応症が限られており、奥歯の咬み合せに問題のない前歯部の歯列不正や後戻りの治療、スペースの閉鎖などもございます。
治療に伴い起こりうる症状や合併症など
矯正中は歯磨きがしづらくなります。そのため、歯磨きを怠ると虫歯や歯周病などのリスクが高まります。
抜歯を行う際のリスクとして、麻酔によるアレルギー反応や悪心、嘔吐などが起こる場合があります。また、抜歯後に口腔内の炎症、体の倦怠感などが出る可能性もあります。
その他の注意事項
- 矯正歯科装置装着後、およそ3~6時間後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。一般的には数日間~1週間で慣れてきます。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は装置が付いているため歯が磨きにくくなります。そのため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
- 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物 (補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- 装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや 咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
- あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。 また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
- 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
※公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について」より引用改変
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